中央薬局グループ公式サイト

初回質問票を活用した「かかりつけ薬剤師」獲得アプローチ

1. 本取り組みの背景と意義

令和8年6月の調剤報酬改定により、かかりつけ薬剤師指導料の算定において「書面での同意(署名)」の義務が廃止されました。新たな要件は、患者への丁寧な説明を前提とした上で、お薬手帳への「かかりつけ」の記載、およびそのページのコピー保存へと簡素化されています。

国が「かかりつけ薬剤師」の普及を後押ししている今、今後はこれが薬局の必須条件(標準的な体制)になっていくと考えられます。一方で、普段から来局されている患者様への突然の提案は心理的ハードルが高いという現場の課題もあります。今回ご提案いただいた「初回質問票であらかじめ興味のある患者様を絞り込む(ブラッシュアップする)」という取り組みは、現場の負担を最小限に抑えつつ、改定のメリットを最大限に活かして獲得件数を伸ばせる非常に優れた戦略です。

2. 初回質問票の文言改善案医療法や行政指導(厚生局など)の観点、および患者様の心理的心理抵抗を減らすため、ご提示いただいた2つの文言を以下のようにブラッシュアップしました。

Q. 当店では、毎回同じ薬剤師が担当し、24時間お薬のご相談をお受けできる「かかりつけ薬剤師(担当薬剤師制)」のサポートを行っております。つきましては、まずは「あなた専任の担当薬剤師」として、お薬の準備や体調の管理をお手伝いさせていただいてもよろしいですか?(※本日時点では追加のお費用は一切かかりません。次回以降、正式にお手続きをいただくまでは無料です)[ はい ] [ いいえ ]

Q. いつも同じ薬剤師がお薬をまもり、体調のご相談にのる「かかりつけ薬剤師」のご案内を希望されますか?現在、事前の準備として、ご希望される方に担当制での手厚いサポート(無料)を始めております。まずは話を聞いてみたい、担当制を希望される方は「はい」に〇をお付けください。(※実際に制度を利用し、お会計に数十円〜100円程度の変更が生じる際には、事前に必ず詳しくご説明し、ご納得いただいた上で開始いたします)[ はい ] [ いいえ ]

3. 次回来局時のスムーズな現場運用フロー質問票で「はい」を選択した患者様が次回来局された際、受付や薬剤師が以下のようにお声掛けすることで、令和8年改定の要件(手帳への記載・コピー)へ自然に移行できます。

薬剤師からの声掛け・トーク例「〇〇様、前回質問票で『専任の担当薬剤師』をご希望いただき、ありがとうございました。お薬の安全をしっかり守るため、本日お持ちいただいたお薬手帳の私の名前の欄に『かかりつけ』と記載させていただき、そのページを1枚コピーさせていただきますね。次回以降も、私が責任を持って担当させていただきます」

改定により「お薬手帳の提示」がかかりつけ算定において実質的な必須要件となっています。そのため、今回の質問項目のすぐ近くに「本日、お薬手帳はお持ちですか?[ はい ][ いいえ ]」という確認項目もセットで入れておくことをおすすめします。手帳の有無をあらかじめ把握しておくことで、次回来局時の実務フローがさらにスムーズになります。

※以下よりPDFをダウンロードして、ご利用ください。